I & YOU & I & YOU & I
11月29日の武道館で、福田花音ちゃんが卒業してしまいます。私はライブビューイングに行く予定です。
21日のNHKホールに行って来て、わたしの中での4人時代のスマイレージに未練はなくなりました。
勿論曲もメンバーも大好きなのに変わりはないですが、あの頃のままでいれたら、なんてもう思いません。
「これでよかったんだ」って心の底から思いました。
わたしがハロプロを好きになったのは、プラチナ期の娘とベリが切っ掛けでした。主に曲を聴いたり、たまにユーチューブで動画見たりする程度のです。
他のグループはぼんやりと知っている程度で、スマに対しても何かロリっぽいと言うかキャピキャピした感じだなと言うイメージを持っているだけで、詳しくは知りませんでした。
それが、小川紗季ちゃんが卒業をすると聞き、曲も全然知らないくせにすごく悲しくなったんです。思えば彼女がわたしがハロプロを好きになってから初めて脱退するメンバーでした。
ただびっくりして、それから一枚目のアルバムを聴いたりして、メンバーはあまり知らないけど曲が可愛いな~という印象で。第一印象はゆうかりんが可愛いと思っていました。
それからメンバーのことも知りたい!と思うようになり、PVを見出したりして。普通は順番が逆ですよね笑
それで、同じ時給で働く友達の美人ママのPVを見て、あやちょの可愛さにド肝を抜くわけです。
目の輝きがすごくって、こんなキラキラした女の子がいるんだ!と衝撃を受けました。もう一目ぼれでした。。。笑
それからスマが好きになっていきました。
ただその頃のわたしは現場に行くという発想がなくて。
高校2年生の頃だったのですが、周りには女の子のアイドルにハマっている子なんていないし、手段すらも知らなくて。
だからわたしがスマのメンバーに初めて会ったのは、好きよ純情反抗期のイベントの頃でした。
さきちぃにもゆうかりんも実際に見たことはないんです。
わたしが女の子のアイドルに対して抱く気持ちは「憧れ」が大きいんだと思います。
曲が大好きなのもあるのですが、曲の世界観に入っていける彼女たちが羨ましくて、可愛くて、キラキラしていて。
基本的にわたしは夢見がちなんです笑
浸りたいって言うか、その曲の女の子に自己投影することが多くて。ある意味めっちゃナルシストです。認めてます笑
一応主観と言っておきますが(笑)、ハロプロのメンバーは基本的にルックスも良いし歌も上手だし(歌えているという意味でも)、可愛いんです!
わたしの理想だったんです。プラチナ期とかまさにそうです。
可愛くて綺麗な年上の女の子たちが、大人っぽい曲を歌ってる、可愛い。。。って感じで。
スマには、少女的な可愛らしさとか、わたしの理想を体現してくれていると言うか。
昔から外を歩いてるときに音楽聴きながら歌ってPV出てる人!みたいなそんな感じで。伝わる人には伝わる、はず笑
それは別に曲に共感する、とかではなくて。曲の世界観に浸りたかったと言うか。
まだあまり自我が確立していなかったと言うか、自分の考えとかもあまりわからないようなアホな子だったので笑
中学生とかになったら、好きな曲とか映画とか漫画とか憧れの人とか、色んなところから影響を受けるじゃないですか。同一化ってやつです。
それすらも、なかったと思います。例えば母親に「こうだよ」って言われたら、「そうなんだ」って納得しちゃうんです。
ドラマを見ていても、主人公がこうしてるからそうなんだって、「おかしさ」に気付かなかったと言うか。見ていて、「それはおかしくない?」って思うこともなかったんです。
共感って、自分の気持ちを自分で理解していたり、自分の考えを持っていたりしていなきゃ、出来ないものじゃないですか。
メロディーとか何となく好き~!って思ったり、良い歌詞だなぁっていうのはあったんです。
でも、本当の意味で共感したことはなかったと思います。思えば、ですけど。
バカみたいなんですけど(笑)、つんくの曲を聴いて等身大の意味で共感出来るようになったんです。高校生とかになって、めっちゃ遅いですよね笑
まさに「なんちゃって恋愛」のこの歌詞は私のこと歌ってる、ってやつです。
あぁ~わかる、みたいな。
前置きが長くなったんですけど、初期スマはそんなわたしの憧れのアイドルを体現してくれている存在だったんです。
曲の可愛さ、メンバーの可愛さ、バランス、完璧でした。
実際の事情は全然知らないです。ミーハーな目線ですよ!
それが、さきちぃが卒業し、新しいメンバーが入る。その子たちに何の罪もないんです。
でも、それはわたしが抱いていたアイドルの理想とは違っていて。
何で?って思ったんです。嘘でしょ、こんなのスマじゃないって。
それからゆうかりんも卒業することが決まったけど、わたしはあやちょが好きなので応援し続けようと思いました。半分意地もあったと思います。
6人時代の曲も好きな曲は沢山あります。メンバーのことが嫌いなわけでもなかったです。でも心のどこかで、こんなのスマじゃないという気持ちはいつもありました。
わたしが憧れていたスマじゃない!って。
2期が入ってくれたお陰で、パフォーマンス力は上がったと思います。
わたしが見ていたのなんて上っ面だけです。でも、漠然とした憧れを抱いていたのも実で。
あやちょだけでも助けてあげて、とか、辛いなら辞めていいんだよ、って思っていました。ひどい話ですよね。
勿論暗い気持ちだけで応援し続けていたわけではありません!新曲が出るのが楽しみだったのも本当です。楽しさだって間違いなくありました。そうでなきゃ応援し続けることさえ出来なかったと思います。
でも本心では、違うってずっと思っていて。
3期が入ったときも嬉しかったです。リカコを入れてくれるんだ!って驚きました。まだ見捨ててなかったんだって思いました。。。笑
いけるかもしれない、とも思いました。
でも改名したことが本当に嫌で嫌で悲しくて、新メンが入ってまた注目されるようになったけど、全くの別物になったんだな、ってすごく寂しくて。
ここ1年くらいはスマの現場にも行ってなくて。ライブハウスが嫌だったのと、人が怖くて笑
正直、興味も薄れていて。それでも曲とかは買ってましたけどね。
わたしが好きな曲って、パン屋さんのアルバイトとか自転車チリリンとかシューティングスターとかなんですよ!アイドル~!って感じの。
だからその路線から外れちゃったんだな、って。
でも、花音の卒業が決まって。花音ってメンバーの中でもそこまで興味ある子でもなかったんです、正直!笑
わたしは基本的推しが可愛ければ。。。っていう気持ちなので。
卒業を聞いてもいまいち実感がなくて、何も言えないっていうか。
「オリメン、あやちょだけになるんだ」って、漠然と感じて。なくなっちゃうんだ、って。
本当に全然ピンと来てなくて、やっと最近でした。
11月21日のライブに行って、涙が止まらなかったんです。
まず、「大きいステージで歌ってる!」という感動で最初に号泣して(笑)
「今日で花音のステージを実際に見るのが最後なんだ」って、思って。
あやかのんのぁまのじゃく。最後に見れてよかったです。
スマの曲を支えてくれていたのは、花音の歌声だったなぁ、って。遅いですよね。
スマらしさを出してくれてた。
本当に本当に楽しかったです。
みんな、すっごく歌が上手くなっていて。みんなみんな、可愛かったし、かっこよかった!!
こんな言葉でしか表現出来ないけど、最高でした。
公演が終わった帰り道、「これでよかったんだ」って心の底から思えたんです。
もう、未練はないです。このメンバーになって良かったって思いました。
正直長々と書いて力尽きた感が否めないのですが。。。笑
楽しかったんです。
花音が卒業しちゃうってこと、まだ実感出来ません。
このままでいてくれたらいいのに、って思っています。
「この9人でよかった」って思いました。それは事実です。
29日の武道館、楽しみです。少し怖いけど、変わっていく姿を愛しいと思いたいです。
アンジュルムを、これからもずっと応援し続けます。